メイドインアビス メモ帳



メイドインアビスのメモ。考察用。ネタバレ注意。
赤字は個人的に気になる部分です。


アビスの全体像


深界一層 アビスの淵 (0-1350m)
"目眩や吐き気。慣れれば感じなくなる"

  • 大穴の街 オース
    約1900年前 南海ベオルスカの孤島に巨大な縦穴が発見された。直径約1000m。
    特殊な力場が地上からの観測を拒んでいる。
    アビスに挑む探窟家たちの拠点が穴を囲う程のものになり、やがて出来た街がオースの原型。

  • 南区 岸壁街
    盗掘していた人たちが住みついて作った場所。
    建て増しを繰り返した街の半分はアビスに食い込んでいる。
    ここの子供はみんなゴミの毒で病気になるか死んでしまう。ナットは月笛になったらここに孤児院を作るのが夢。

  • 風乗りの風車
    一層と二層の間にある。昔はこれで上昇気流を捕らえていた。4000年以上前からある。


深界二層 誘いの森 (1350-2600m)
"重い吐き気、頭痛、末端の痺れ"

  • 逆さ森

  • 監視基地 (2540m)


深界三層 大断層 (2600-7000m)
"重い吐き気、頭痛、末端の痺れに加え、平衡感覚に異常。幻覚や幻聴"


深界四層 巨人の盃 (7000-12000m)
"全身に激痛、穴という穴から流血"

ダイラカズラが出す湯気と力場の光が混ざって景色が青く見える。
ダイラカズラを支えている部分は別の植物で、ダイラカズラの捕食器は2000年ごとに枯れて、
そうすると下にある植物が競って生えて全く別の景色を作る。

  • 不屈の花園


深界五層 なきがらの海 (12000-13000m)
"全感覚の喪失による意識混濁、自傷行為"
"人が持ってない感覚"は奪えないため、人とは違うものを感じ取っているメイニャの感覚は奪われない。

一番短いけど一番広く、オースの何十倍もある。

  • 前線基地(イドフロント)
    前線基地は何千年も前に「祭祀場(お祈りする場所)」だった遺跡を利用している。
    六層以降に挑む、奈落に身を委ねる準備、儀式を行う場所でもあった。

  • 黎明の箱庭

  • 絶界の祭壇
    入り口には物理的に引っかかるような幕が張っている。
    入り口を入ると外が見え、中央とは思えないほど静か。
    トコシエコウのいぶし香が焚かれている。(ボンドルドが焚いてる?)
    白笛としてまだ加工されていないプルシュカの命を響く石でも動いた。

祭壇から六層に降りる途中、大きな魚のようなものが泳いでいて、その少し下に、冷えて固まった死体と骨が視界を埋め尽くすほど広がっている。
ナナチ「魂は『奈落の底』に還ると言うが… 身体はここに置いてけって言わんばかりだな」


深界六層 還らずの都 (13000-15500m)
"人間性の喪失、もしくは死に至る"

六層に降りることは 絶界行(ラストダイブ) と言われる。
結晶でできた街がある。「奈落の底に黄金郷はある」

  • 成れ果て村
    力場が存在しない場所。
    人間性を残した成れ果てがいる。
    住人は価値を通過として物や価値を売買している。
    価値を傷つけることは罪とされ、傷つけた価値分の"清算"が行われる。

「イルぶる… 『村』は住人たちの欲わかってる。欲からあぶれた買い手のないもの 低い価値に変わる。価値に変えられた"モノ"は永遠に失われる。皆それ知ってるから 守りを守る」
 

「皆 欲を持って奈落に挑んだけど 行き場所をなくして ここで成れ果てになることを選んだ者たち。ここで命を差し出し成れ果てると 縛られ ここからは出られなくなる。けど代わりに 欲に応じた姿と守りをもらえる」
 

ヒトに作られた場所?
「でもナナチ よく知ってるね。三賢のベラフが使ってるのに」
「三賢はここつくったものたちだよ」
 

レグはかつてファプタと一緒にここに居た様子。
「おまえ ハクつれてくる いったそす」
「ヒトのこ ハテのこ どっちがおまえのハクさそす?」


深界七層 (15500-???m)
"確実な死"


深界極点 (20000m以上)


お祈りガイコツ

2000年前の遺骨。(4000年前、6000年前のものも見つかった)
なぜか皆同じように合掌している。

  • 埋葬塔(地上から約300m) 2000年前
  • 埋葬塔の下の遺跡 4000年前
  • さらにその下の遺跡 6000年前

2000年毎というと次が大体今ぐらいになる。
埋葬等のお祈りガイコツは"何百体も"なのに対し、6000年前のものは"千体近く"のように見つかる数にばらつきがある。

オーゼン「あそこに埋まってる骨は アビスを捨てられず しがみついた連中の末路だろうね」


誕生日に死ぬ噂

  • ナットの話
    誕生日を楽しみにしていた子供たちがその誕生日に次々死んでいく。
    原因は様々だがみんな誕生日に死ぬ。西区だけで8人目。
    噂では誕生日の朝鏡を見ると首のねじれた自分が映る。

ミオが7年前にオースへ来た時には噂はなかった。

おばさんのお店のお得意さんも何人か誕生日に亡くなっている。(子供だけがかかる病ではない?)

監視基地に来る人も、二千年ごとのお祈りガイコツ乱造の原因ではないかとよく噂している。

キユイも誕生日に高熱を出すが、オースの外に停泊しているキャラバンまで行くと治った。


アビスの謎

  • アビス信仰
    アビスで命を落としたら魂が星の底に還っていって、命を願った者のところへ形を変えて旅に出る。

  • 不屈の花(トコシエコウ)
    咲く場所を選ばず、どんな土地にも咲く花。お祝い、葬式の日に盛大に撒く。
    絶界の祭壇にもトコシエコウのいぶし香が焚かれていたり、死者の名前が書かれた札と共に六層に降ってきたりとアビスと根深い関わりがありそう。

  • ミゾウジャク
    深海六層でリコたちがこれの(孵りかけの)卵の茹で焼きを食べた。
    なぜか海外の食べ物と同じ味がする。
    「それにしてもこれ… どっかで食べたような…。海外の…なんだっけ。忘れたけどビン詰め焼いた時の味だ!」

白笛の間でだけ口伝されている秘密…

  • 五層の海を超える謎めいた仕掛け
  • 白笛の音色はある種の遺物を起動する鍵
  • 何人かの白笛が見た七層の不思議な輪
  • 奈落の底に至る道に住む「門番」と呼ばれる得体の知れない生き物

深層では時間の感覚が狂い、五層の深部で特に顕著になる。
数週間過ごしたつもりでも地上に戻ると数ヶ月経っている。
六層、七層ではこの「狂い」がどの程度になるか不明。

  • 奈落文字(ネザーグリフ)
    アビスの中でだけ見つかる古い文字。今やオースの公用文字。

  • 悠遠の文字(ビヨンドグリフ)
    未だに新種が見つかる果てのない文字。


アビスの呪い

ナナチや深層の捕食者たちには見えている"力場"。
霧織りのようなふわふわが何重にも重なってリコたちを覆っている。
動きや呼吸に合わせて、意識に反応して流れができる。
頭や胸など命に近そうなところが下から上へ突き抜けると症状が出る。(上昇負荷)
縦穴から遠いほど力場は弱くなる。深ければ深いほど濃く強くなる。

ボンドルド曰く、アビスは呪いのみを与えるのではない。
強すぎる負荷で見えなくなっていた効果「祝福」もある。

成れ果ては皆 多かれ少なかれ 身体が『欲』の形になるんだよ」
ナナチはミーティの強い欲で守られた。
(いい匂いのふわふわになったのもミーティの欲?)

「アビスはよ 精神が露骨に形に現れる場所なんだ。恐怖が形として身体に出るならよ。願いが形として宿ることだってあるんじゃねーの」

  • 髪がうねうねになる
    オーゼン 「アビスの深層で心をやられるとね 徐々に身体にも出ちまうんだ」
    プルシュカ 「アビスの深層でそんなに傷ついたり…呪いに侵されたりしたら 徐々に身体が変化するはずなんだ。あたしの髪もほら 五層の呪いにやられた時に… ぐるぐるになったまま戻らなくてさ…」

(院長やキユイの髪も関係がある?)


遺物

  • 四級遺物 - 星の羅針盤、太陽玉、ウロコ傘
    取るに足りない、または用途が不明なもの。既存の道具の代用になりにくいもの。

  • 三級遺物 - 霧織り、姫乳房
    高い価値や実用性を示すもの。
    探窟において有用なもの。

  • 二級遺物 - 白笛
    新しい概念をもたらし、生活を変えうるもの。また探窟において極めて有用なもの。

  • 一級遺物 - 呪い避けの籠、無尽鎚、千人楔
    国同士の力関係を変えうるもの。
    深層探窟においても極めて有用なもの。

  • 特級遺物 - 時を止める鐘、精神隷属機
    多くの国々、ひいては世界を変えうるもの。

  • 奈落の至宝
    正式な分類ではない。
    アビスの価値を脅かしうるものは競売にすら上がらず、秘匿隠蔽されているという噂から生まれた。

遺物はガラクタでも外国には高く売れる。
深層にあるもの程複雑な形をしている。大昔の人が使っていた道具。
オーゼン曰く、奈落の至宝が目録に載っていないのは見つかっていないからじゃなく、存在しちゃいけないから。


白笛

  • 殲滅卿 殲滅のライザ
  • 神秘卿 神秘のスラージョ
  • 黎明卿 新しきボンドルド
  • 不動卿 動かざるオーゼン
  • 先導卿 選ばれしワクナ

神秘卿、先導卿は六層に降りている。先導卿は自らの遺物を使って六層に進入した。

二級遺物 命を響く石(ユアワース)の原料は人間。誰かの笛になりたいという願いを持った人がなれる。
白笛は全部が独自のデザインで命を響く石を"加工"して作られる。
「楽器になると石は強くなり 精度が上がる」

絶界行に使う祭壇は内部から白笛で起動する。(加工前のプルシュカの命を響く石でも動いた)


リコ

白笛ライザの娘。12歳。

リコの目は「ものを見る際に水晶体を通さなければ頭痛に苛まれる」ため眼鏡をしている。

ライザはリコを宿した後(この時既に白笛)、国の特命「特級遺物 時を止める鐘(アンハードベル)の回収」のため深界四層まで潜りそこでリコが生まれた。
リコの父親、黒笛のトーカはこの時命を落とした。
「呪い避けの籠」によりリコは死産だったにも関わらず動き出し、受けた上昇負荷は目だけだった。

「恐らく奴(ボンドルド)らは お前の"命の秘密"も知っている」
語られなかったが、ボンドルドは何かを知っている様子。

上昇負荷を何度も受けてもなぜか身体が変質しない。


レグ

電気でもごはんでも動く。
ボンドルド曰く、電気というより「力」を概念的に取り込んでいる。
レグを電気で復活させたとき、孤児院だけではなくオースのほとんどが停電していた。

腕が40mほど伸びる。
体は特級遺物の塊。

汗も涙も出て痛覚があり、緊張で手が震えたりもする。
(レグが限りなく人に近くできているのは誰かがそう作ったか、レグ自身か誰かの「欲」がアビスの祝福として体現された?)

「僕の中に幾つもの『誰か』がいる感覚があった…。それで…その中の一人に身体が支配されてしまっていて…。僕は…夢うつつに記憶を覗き見しているような状態だった…」

レグに酷似したヒトガタの影をライザが見つけたのは七層を間近にした場所。ライザをじっと見つめていた。

レグという名前はリコが昔飼ってた犬の名前から付けたが、元々レグだったとファプタは言っている。

ジルオ「記憶を失う前のレグは 相当な間 ライザさんと一緒に居たのでしょうね」


火葬砲(インシネレーター)

当たった部分が"ほどける"ように消えて、直後に空気が焼き切れる。枢機へ還す光(スバラグモス)も同じ性質を持つ。

レグの帽子の模様は「使用不能までの使用回数」を意味していて(どの遺物も例外はない)、火葬砲を使う度に減る。
ナナチに会った時残り使用回数は3回ほどだったが、前線基地で充電して残り使用回数を復活させた。
ナナチ「お前が鉄くずに戻るのは そのまま冒険の終わりを意味しているんだよ」

(レグ自身が"遺物"で、使用不能は火葬砲ではなくレグそのものの稼働を意味する?)
(強い電気を浴びて記憶を失った?リコを助けた時に最後の火葬砲を使い動力を完全に失ったことで記憶も失った?)


レグの記憶

レグ「…どこに」
一層から二層を見下ろしたとき。

レグ「どこに…どこにいるんだ。行け…」
二層でリコがナキカバネに襲われたとき。

レグ「もう行くよ…ライザ…」
四層ナナチのアジト近く。トコシエコウの中に立つ墓標を見た時。無尽鎚の墓標があり手にペンダントを持っている。

ライザ「さあ 落ち込んでる場合じゃないぞ。ほら 君も食うだろ?それを食べたら 出発だ」
四層ナナチのアジトでご飯の匂いを嗅いで。

ファプタ「レグ…」
六層でファプタに会ったとき。


オーゼン

監視基地(シーカーキャンプ)の防人、動かざるオーゼン。
オーゼンの噂は50年ほど前から轟いていて、ライザが子供の時も同じ姿をしていた。

地臥せりという探窟家3人を従えている。

「君 記憶をなくしてるんだってね。いやァ 本当によかった。思い出す前に 処分しておかないとなァ」
「"やはり"探窟の技術は飲み込みが早かったね。色々思い出すまで、行かせたくはなかったなァ」
「あの機械人形さ… 喋り方も体捌きも ライザによく似てたね」
(レグのことを知っているようだが、ライザと共に一緒に過ごしていた訳ではなさそう)


マルルク

事故で行き倒れていたところをオーゼンに拾われた。
日の光に弱く地上で暮らせないため、監視基地で生活している。
一人称が「ボク」でレグと度々意気投合していること、リコの裸を見て恥ずかしがることから男の子と推測される。
オーゼンの趣味なのかメイド服を着ている。


ナナチ

アビスの祝福を受けたいい匂いのふわふわ。
ボンドルドと祈手に視覚の覗き見をされている。
元々は「極北の要 セレニ」でゴミを拾って生活していて、その頃からアビスに憧れを持っていた。


ミーティ

白笛になるのが夢だった。ナナチのたからもの。
ミーティの「死ねなくなる」呪いは実験による特殊な副産物。(ナナチの「欲」によるもの?)
ミーティが焼き払われた時、リコは意識の中でミーティを見ていた。

「きもちよくわかる。とてもいい匂い。カジャもほしい。でもナナチ よく知ってるね。三賢のベラフが使ってるのに」
「ミーティ。仮面の男が置いていった あたたかな呪いのかたまり」
「三賢はここつくったものたちだよ」
6巻の最後でナナチがミーティと再会したと思われる描写がある。


ライザ

リコのお母さん。

ライザの笛が見つかったのは四層 巨人の盃の奥にある「不屈の花園」。トコシエコウの群生地。
ライザの使っていた無人鎚(ブレイズリーブ)が墓標のように刺さっていた。
この場所は六層より来たクオンガタリの大量発生により禁域に指定された。クオンガタリは祈手により退治された。
(「ここは地上60日以上前に『禁域』に指定されているはずだが…」リコたちが潜ってから2ヶ月以上経っている?)
 

リコが2歳の時ライザは絶界行して、弟子のジルオにリコは任された。ライザの娘であることは公には秘密にされている。
ライザの封書と一緒にあった"奈落の底で待つ"はライザの字ではない。
オーゼン曰く、無人鎚はあと数回使え、火葬砲の代わりになる。
リコがレグと出会った時に拾ったペンダントはレグがライザの墓場の前で手にしていたもの。詳細は不明。
 

ライザの白笛を見つけたのはオーゼンということになっているが、リコの「オーゼンさん…ですよね!その笛見つけてくれたって…」という質問に対してオーゼンは沈黙の後「そうだよー 私がオーゼンだよー」としか答えていない。


ボンドルド

目的のためには子供たちや自身の娘すら実験に使うほど非道だが、その一人一人の名前や将来の夢まで覚えているほどある種の愛情深さや紳士的な一面もあり、余計に怖い。

10年ほどで誰も成し得なかったことを次々とやってのけた。

  • 不可侵のルートを開拓
  • 深層でも活動できる拠点を確保
  • 停滞していた探窟技術を二つ飛びで推し進めた
     

やり方も前代未聞。

  • 深層の遺物や情報の横流し
  • 人体実験の果てに発見した薬品で巨大な外貨を得てそれを基盤に開発を行った
     

ボンドルドは何かをやらかし海外では罪状不明の指名手配をされている。
(実験のために子供達を誘拐したこと?もしくはもっとヤバイ何か)

黒笛の五層立ち入りを進言したのはボンドルド。
ボンドルドの目的は奈落の底を目指すだけではない様子。
ナナチ「"次の2000年"がどうとか…」
 

  • カートリッジ
    アビスの呪いを防ぐ装備。ナナチとミーティの実験により実現した。

ボンドルドは自身を笛の供物にしており、カートリッジに繋がる実験も命を響く石を創り出す方法を研究しているうちに閃いた。
カートリッジで自分自身を供物にできないのは、今のボンドルド達は精神性を生物ではないと判断されてしまっているから。


精神隷属機(ゾアホリック)

特級遺物。自らの精神を別のものに植え付けて支配する。
植え付けられた精神はそれ同士で共有することもできる。
ヒトはこれによる意識の分裂に耐えることができず、使用後しばらくして異常をきたし廃人となる。
ボンドルドも力場を跨ぎすぎると制御できなくなる。
ボンドルドは複製を繰り返した結果、既にヒトではないものに変質してしまっているが探究心はそれを胃に介せず残っている。
 

目録では15年前から消失扱いになっている。
(15年前までボンドルドは黒笛で、精神隷属機を手に入れて自身を白笛にし好き勝手始めたと推測できる)


プルシュカ

アビスの中で産まれた女の子。リコたちより歳上っぽい。

ボンドルド「血は薄いですが 私の娘です」
ナナチ(薄い…?)「直接の娘じゃねーのか」
祈手の誰かの娘だったようだが詳細は不明。
 

メイニャを与えた日、ボンドルドがプルシュカに「今日が君の誕生日。君の冒険の始まりです」と言う。
プルシュカは10歳の誕生日にメイニャをプレゼントされたと言っている。
グェイラという世話役がいた。


ミオ

船団キャラバンで薬師をやっていて、世界中を見て回っている。
7年前(リコ5歳。レグという名の大きな犬を飼っている)にもアビスに来ている。
なぜか7年経っても姿が変わらない(眼鏡になった)。
アビスのことはよく知らない様子。


シェルミとメナエ

東区 探窟史展示館で悠遠の文字を見ていた双子の姉弟

「不動卿 また来てくれるかな… あれ… どのくらいまえだっけ…」
(オーゼンと会った、もしくは見たことがある?)

おそらく誕生日にシェルミが亡くなった。
「私たち双子なのにね… どうして一緒に行けないんだろ…。でも もうすぐってわかるよ… 双子だもん ねえ…」


マジカジャ

「ハディまぇ」が口癖の成れ果て。
「ハディまっ!」「ハディ…」「まぇン?」等バリエーションがある。
身体が匂いでできていて、そのままでは話せないので入れ物の身体を持っている。
なぜかほかの成れ果てよりも公用語をしっかり話せる。
リコたちに成れ果て村を案内してくれたり、「カジャ ヒトの子の価値落としたくない」とリコを心配してくれたり何かと協力的。
感情的になると手(?)をカチカチ鳴らす。かわいい。


ファプタ

成れ果ての姫。
「とても珍しい。いつもとても怒っている…」
「ファプタ 価値の化身。でも普段すがた現さない。どこにでも行けて 決して滅びない」
 

目が多いのが苦手。慣れ果て村から出られず入り口に溜まっている成れ果てたちがファプタを見ているのに気づいて怖がっていた。
 

レグとは見た目が違うが動くロボットを従えている。
レグのように人の言葉は話さずゴオオオンと呻るが、ファプタには言葉として理解できている様子。
"ゴオオオン オオオグ "「ハディま… うしろ?なんそす?」


三賢

三賢のベラフ
ミーティを使っている?
 

三賢のワズキャン
村の飯屋で成れ果てに混ざって普通に食事している。
裏のなさそうな軽い性格。


成れ果て村のことば

動きや名前がいくつもくっついた言葉が多い。

*** 確定 ***

インデブ     「嘘のようだけど本当6割 感動4割」
ハディマエ    「ああ」「おっと」感嘆符
ハニースク    「寝床と人の食事」「宿」 
ファプタ     「姫」
ハク       「一番高い価値」
メディホー    「楽器」
ジャコぷふ    「たのむ4割 特別3割 刺激3割」
イルぶる     「村5割 揺りかご4割 母1割」
コンぼす                  「了解」
ミミウ      「ちょっと失礼」
リェゾーチ    「ごめんなさい」
サンサイカ    「行きたい」
イェンメェ            「ありがとう8割」
マェン      「甘めの肯定」
ンガム      「甘めの否定」
ファモ・ファモす 「またね」
ケフケフェリ?  「どのくらいの価値?」
ラホッス     「してほしい」「おねがい」
シュカエイギィツゴッシュソス 「私を買うと破産します」
コブチャッキュウ ジンシーツファッフ 「君はロボとふわふわを知ってるかい?」
ラホッチュソス  ジンシーツファッフ 「ロボおよびふわふわを求めています」


        
*** 予想 ***

エンヌ       ?          (エンぬそす…)
ホンディンデブー  ?          (エンぬ ホンでィンデぶーそす…)
リェ       「おや」「うわ」驚き   
ウバ       「えっと」  
メン・メンメェ  「こっち」「ついてきて」(メン… おいで)
エイぶ      「わかる」       (エイぶ メンめぇ)
イミリ      「ついた」       (イミり… ここだよ)
ケフ・ケフェリケフ「価値」        (ケフ… それの価値は?)
エヴィミハク   「傷つけた 高い価値」 (ケフェリケフ エヴィミハク… ああ 精算が始まる)
までぃも・もでぃま「あそぼ」…に聞こえる    
ディマら      ?          (そす… めあてがでてきた。コンぼすす ディマらそす)
フルフでファベら  ?          (フルフで ファベら… めがおおいの すかんそす)
エグ       「憎悪」「喜び」    (…エグ エグ コンブぞす…)  
ソス       「だべ」「です」的な口癖
エジャすま    「おまたせ」「ほらよ」
まんダップ    「またね」ファモとかぶる?
イエっくそ                  
マスもろソ みんテーテ
ふぶブゥ?
ますモ
センころン
モーもす
ドムソうい

"エグ コンブぞす…"
「ソス>ゾス」のように負の感情によって音が濁る?


つくしあきひと インタビュー

なぜ大穴は理不尽がいっぱいなのか 『メイドインアビス』の作者つくしあきひと、初インタビュー (1/3) - ねとらぼ

  • ちょっと変わった形の仕掛け絵本を同人誌として作ろうとしていた。
  • その仕掛けを言うと、完全にこの後の展開になる。
  • 最初「ナナチは死ぬかもしれない」と編集さんに言っていた。リコとレグを先に行かせるために、ボンドルドと刺し違えて死ぬだろうと。
  • リコはどんどん傷の数が増えいるが目だけは生きている。
  • 人間は何かの途中で死ぬ。そういう意味でリコは"ワクワクする自殺"を選んだ。
  • 結局リコたちは人間なので、老衰であれ何であれいずれは「終わり」を迎える。